アトピーが起きる原因ははっきりしておらず、色々な理由が複雑にからみあっているとされています。
脱ステロイド療法が難しいのは、アトピーの原因を特定できないところにもあるのです。
アトピーは、他のアレルギー症状を同時に抱えることが多いので、遺伝的要因が指摘されています。
肌のもっとも表面に存在するセラミドという細胞間脂質が少ない人がアトピーになるというデータがあり、セラミドに関係する遺伝子が問題視されています。セラミド不足によって肌が乾燥してしまうことから、異物が体内に入りやすくなり、それに対応してアレルギー症状になるわけです。
脱ステロイド療法をはじめると、セラミド不足によるアレルギー症状も一時的に悪化します。
さらに、発展途上国にアトピーが少ないことや環境の変化によっても症状が急変して悪化するなどの理由から、遺伝的要因だけでなく環境要因も大きく関わっているとも考えられています。
たとえば、子供のアトピーに多いことですが、毎日口にする食物がアレルゲンとなっているケースもあります。
ハウスダスト、ダニ、鳥の糞などというアレルゲンによって、アトピーが悪化するケースもあります。
この場合は、脱ステロイド療法の効果を発揮するのがわりあい早いでしょう。